drip

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鈍色の空が


創成の機会を与えてくれた


目を伏せていたものは


見えなくなったけれど


脆弱な陽が


雲の隙間から射し込むと


少しずつ形を変えて


滴となって落ちていく


異世界の終焉の始まりは


いつだって物悲しく


卑屈で嫌らしい世界が蘇る




煙草の煙が天井の色を変えてから


煌々と照らす蛍光灯が醜く


身動きの取れない身体に


繋がったチューブから


カタカナで綴られた液体が


滴となって落ちていく


瞳から溢れた滴は溜まらなくて


余りにも静かで


惨めな出来事で


秒針の音のように


心の奥深くに響くから


目を瞑り 耳を塞いだ




真っ白いフィルターを広げて


安堵の香りを嗅ぎながら


消えてしまいそうな煙を揺らせて


温もりを求めて注ぐ


少しでもそのフィルターで


僕の不純物を取り除いて欲しい


そう願いながら


黒い滴を見つめる


やがて僕の鼓動と重なる頃


胸に滴る想いが沁みて




逢いたいと思う時


あなたはいない



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Category: lyric

COMMENT

人の命も
自然も
平和も
永遠ではない
そう思わされる悲しい詩ですね。。

dama #- | 2016.02.04(Thu) 16:40 | URL | EDIT

>damaさん

こんにちは。

>人の命も
>自然も
>平和も
>永遠ではない
>そう思わされる悲しい詩ですね。。

そうですね、ふとコーヒーが
滴る様子を見ていたら思い付きました。

drip=tripです。(笑)

JK #- | 2016.02.08(Mon) 16:02 | URL | EDIT

こんばんは

忘れられない、あの時の出来事
人目もはばからず、大きな声で泣いた。
何も食べられず、体重がどんどん減っていって、現実に受けとめる事が出来ず、哀しくて、寂しくて、逢いたくても
もう、逢えない。
JKさんも同じ想いをされたのですね。

Hiro #- | 2016.02.14(Sun) 00:21 | URL | EDIT

>Hiroさん

こんばんは。

>忘れられない、あの時の出来事
>人目もはばからず、大きな声で泣いた。
>何も食べられず、体重がどんどん減っていって、
>現実に受けとめる事が出来ず、哀しくて、寂しくて、逢いたくても
>もう、逢えない。
>JKさんも同じ想いをされたのですね。

Hiroさんとリンクする部分があったんですね。

モルヒネの影響で、天井を見つめながら
私に「FAXが届いたから持ってきてくれ」と、
仕事の話を口にした時に、涙が止まらなく
席を外しました。

遭いたいと思う時に遭える人達を、
羨ましく思います。

JK #- | 2016.02.14(Sun) 19:07 | URL | EDIT

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- # | 2016.02.16(Tue) 01:01 | | EDIT

>鍵コメ様

こんにちは。

鍵コメ様が濁っていたら、
この世界は皆汚泥で選別出来なくなりますよ。(笑)

私的も詩的も構いません。
どーんとぶつかって来て下さい。

私が緩衝材ならぬ感傷材として
受け止めますよ。

風邪は良くなりました。
ご心配頂きまして、
有難うございました。

鍵コメ様もお気をつけて下さいね。

JK #- | 2016.02.17(Wed) 14:43 | URL | EDIT

こんばんは。

淡々とした文章の中に、底の知れない悲しみを感じますね。
形容できない想いが次々湧き上がる感覚。胸に染み入ります。

毎度思うのですが、背景の夕陽が雰囲気にピッタリですよね。

×丸 #r8.gCnUU | 2016.02.22(Mon) 21:26 | URL | EDIT

JKさんへ


こちらで羽を休めたく、訪れてしまいました。
「drip」
胸が痛くなる悲しい詩。

私の胸にも沁みてきました。

コーヒーに熱い湯を注ぎ、一点を見つめ、遠くの記憶へと飛んでいく。

第一章のはじまりの雰囲気や、ラスト2行のインパクトの強さなど、ドラマティックな詩で、
悲しくも、素敵な詩ですね。

Ladybird #- | 2016.02.22(Mon) 22:17 | URL | EDIT

>×丸 さん

こんにちは。

>淡々とした文章の中に、底の知れない悲しみを感じますね。
>形容できない想いが次々湧き上がる感覚。胸に染み入ります。

いつまでも逢いたいという気持ちは
なくならないものです。

あの出来事があるから
強く生きていかなければとも思っています。

>毎度思うのですが、背景の夕陽が雰囲気にピッタリですよね。

そうですね、このテンプレートに出会えたのは
私にとっての分岐点でしょうね。

詩とよく合って、少々ズルイです。(笑)

JK #- | 2016.02.25(Thu) 10:58 | URL | EDIT

>Ladybird さん

こんにちは。

>こちらで羽を休めたく、訪れてしまいました。

何時でも羽を休めに来てください。

>「drip」
>胸が痛くなる悲しい詩。
>私の胸にも沁みてきました。

逢いたいと願っても叶わないものと、
逢いたくても逢えない物悲しさとあります。

>コーヒーに熱い湯を注ぎ、一点を見つめ、
>遠くの記憶へと飛んでいく。

素晴らしいコーヒーを頂き、
dripしている時にtripしました。

>第一章のはじまりの雰囲気や、
>ラスト2行のインパクトの強さなど、
>ドラマティックな詩で、
>悲しくも、素敵な詩ですね。

3つの滴を構成として
共通の物悲しさに纏めてみました。

悲しみの向こう側に
何かがあるのではないかと思い、
歩みを続けていきます。

JK #- | 2016.02.25(Thu) 11:07 | URL | EDIT

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