秋風に吹かれる夜

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鈴虫なのか

コオロギなのか解らない


真昼の熱が

秋風に吹かれてしまう夜


忘れ去られてしまう頃に

聞こえる声は


マツムシなのか

カンタンなのか解らない


君の声を失くしてから

秋風に頬を撫でられると


道端に咲く

燃えるような

赤い彼岸花を見ると


日々の忙しさに追われると

言い訳を浮かべ


空を見上げる


君のいない空は

こんなにも広く感じるのか


秋風に吹かれる夜

耳をそばだてては




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Category: lyric

傘のない君

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流れる窓から見える
街路樹はいつの間にか
優しく色褪せていて

溢れる想い
鞄の奥の方に
押し込まれたままで

ねぇ
新しい暮らしにも
きっと慣れるかなぁ

遠く
君の声が
いつものように響いて

見つめ合って
すれ違って
雨の通り
傘のない君だけが
佇んでいて

一雫の嘘で
涙はもう
雨に消えてしまう

海辺で夏の終わりに
防波堤の上にあがる
花火を二人眺めて

緩やかに過ぎる
時間を止めていたくて
いつまでも立ち尽くした

季節の様に
移り変わっていくのかなぁ

もう一度傍に
いつものように触れて

繋いだ手に
未来を預けて
途切れないように
言葉をひとつずつ

夢が醒めて
無邪気に話し笑う
君の姿を 胸に埋めてしまう


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Category: lyric

形而上のレシピ

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どのような想いを込められて

僕は誕生したのか


商品に貼られた成分のように


目には見えないレシピで

僕という人格は形成される


それは


情熱と

探求と

尊厳を

根底に配合し


僕に触れる者 皆によって

保たれている


醜くも


短絡的で

恣意的で

利己的な

嫌らしさは


僕に触れる者 皆によって

揮発していくんだろう


変わりゆく季節の中で

少しずつ影を伸ばす事もあるだろう


その時は


情熱と

探求と

尊厳を

礎に


僕が誕生した意味を

この胸に問おう



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Category: lyric

驟雨

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誰にも見られないように


隠そうとした

瞳が

声が

鼓動が伝わる


誰にも言えないのなら


押し殺した

感情を

鬱屈を

曝け出せばいい


僕のそばにおいで


驟雨のように

大粒の

涙を

流せばいい


棲み付いた不安は


途切れた雨雲のように

僕らの

笑みで

消えていくから


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