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冷たい風が

汚れた窓を叩いている


それはまるで僕を呼び出すように

ゴトゴト音を立てている


急いで暖めようとしたから


石油が轟音をたてて燃え

あの忌まわしい臭いが

喉に絡みついて仕方ない


渇いた部屋は

ユラユラと歪められて


汚れた窓と

温められた窓が


世界をより醜く

世界を誤魔化していく


冷たい風はあれからずっと

僕の耳元で吹いていて


胸の奥深くに留まっていた

灯りが次第に小さくなっていく事に

気付きながら


薄れていく記憶が

宙に浮かんでは消えていった


行き場を失くした日常は

粒子を集めて閉じこめて


二つの大きな雫が

汚れた窓を

寄り添うように伝って

ゆっくりと落ちていく


二つの大きな雫は

渇いた窓を

一度も交わる事無く

ゆっくりと落ちて



僕はその名を呼んだ



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Category: lyric

Re:Birth

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昨日の俺が死んだ


目には見えない何かを抱えたまま


或いは何かを捨て切れぬまま


誰かを救い


誰かを傷付けて


全てを変える為に


昨日の俺は死んでいった


破壊と創造を繰り返す世界で


自らの足で


新たな自分を探す為


今日 生まれ変わる


自らが選んだのではなく


選ばれたこの日


昨日死んだ俺に


別れを告げながら


立ち上がり


その一歩を踏み出す



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Category: lyric

正体

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君は僕をどう思う?


何層にも積まれた地層のように


僕の表面を繁々と眺めても


1日で積み重なる表層の構成は


呆れる程淡白なもので


真相には決して辿り着けるものではない


夢中で掘り進めたとしても


その薄皮の層に一喜一憂する


押し寄せる川に抉られた地形に立てば


取り留めもない言葉を吐露し


枯渇した大地を歩けば


背負わされた荷物を置いて消える


僕はこうして


何層にも覆われていて


輝いて見えたのは


太陽が


風が


木々が


君の瞳が


そう魅せていただけかもしれない


甘い声で


その身体を撫でるように


呼んでは抱きしめる


君は僕をどう思う?


僕自身


深層に眠る正体を


見つけられていない


この僕を



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Category: lyric

aestheometry

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片目を瞑り


極彩色で形成された


幾何学模様を覗く


とても煌びやかで


麗しく見えては


いつまでも眺めていられた


僕らが離ればなれになり


一つの区切りから


こうして手を取り合うまで


幾年も過ぎてしまった


緩やかに回転を続けて


形を変えて


色褪せてしまった


それは


中心の輝きから


少しずつ歪ながらも


手を伸ばすように模様を変えて


少しずつ色合いを深めていく


あの時言えなかった言葉


あの時伝えたかった想い


あの時の僕らが


再び手を取り合う


緩やかに回していたのは


時間でも経験でも誰でもなくて


自分自身みたいだ


瞑っていた片目を


見開いて見えた 幾何学模様は


あの時眺めた形や色に


少しだけ近付いた



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Category: lyric

囁く

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怯えることはない


目を見開いて感じるままでいい


おまえが甘えたくなる言葉を


おまえの本能に属する言葉を


囁いて


誑かす


愚の骨頂と気付いては


無味の日々を過ごしていただろう


喪失


嘲弄


侮蔑


戻れないと思え


己の持論を軸に展開する


表現の自由枠に位置付けてしまえ


抗う


逆らう


背ける


この言葉を放つのは


おまえ自身のくせに


何を躊躇うものがあるのか



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